I 右のように比透磁率
1.鉄心内部の磁束を求めよ。
2.鉄心のギャップの磁束密度を求めよ。
3.鉄心の芯内とギャップそれぞれについて、磁界を求めよ。
4.鉄心のギャップ面に誘起される磁荷の面密度を求めよ。
5.ギャップ面間に働く力を求めよ。
6.全体の磁気抵抗はいくらか。
7.
解答例
II 真空中で、半径r 解答例
III 右のようにz軸を中心とした同軸状(円柱状と円筒状)の導体に一様に無限長の直線状電流が流れている。以下の問いに答えよ。
解答例
1.
よって、磁界の大きさHは、
ベクトルで表せば、
2.
3.
1.
磁気抵抗Rmは、ギャップでの磁束の広がりを無視すると、
Rm=(x/μ0+(2a+2b−x)/μrμ0)/S〔AT/Wb〕
であるから、磁束Φは、Rmを用いて、
Φ=NΙ/Rm 〔Wb〕
=
2.
面積がS〔m2〕であるから、磁束密度Bは、
B=Φ/S〔Wb/m2〕
3.
鉄心内の磁束密度はB、透磁率はμ0μrであるから、鉄心内の磁界Hrは、
Hr
ギャップでの磁束密度はB、透磁率はμ0であるから、ギャップ内の磁界H0は、
H0
4.
(磁気双極子により生じる)磁荷の面密度σmは、右のように閉曲面を選んで、ガウスの定理を適用すると
S=∫σm/μ0*d
S
であるから、
磁気抵抗を使って表せば、
5.
磁気回路の全エネルギーWは次のように
W
で与えられ、これをギャップxで偏微分すれば力が得られる。鉄心の実効的な長さ
このときには、引力が働き、大きさfは、f=∂W/∂x=
6.
すでに求めているように、磁気抵抗
7.
’2.’を参考にすれば、
半径r
円の中心を原点とし、Rを結ぶ方向にx軸をとり、電流が右ねじの方向になるようにz軸を選ぶ。円周上の単位長さ当たりの電荷密度をλ
r|
r|υ×(R−r)/|R−r|)/4π|R−r|2
積分は全電荷について行うので、x軸からの角度をθとすれば、
r|=rdθ
外積の計算を行えば、Hは,z軸成分
Ι=λυ
磁束密度B
磁束Φ
R(R;0〜r)
=∫∫μ0Ι(r−Rcosθ)rRdθ/2(r2+R2−2rRcosθ)3/2
d
R
=μ0Ι/2*∫∫(r−Rcosθ)rR/(r2+R2−2rRcosθ)3/2
dθd
R
t
ここで、
t
1.点(x,y,z)〔m〕における磁界を求めよ。
2.
3.同軸方向の単位長さ当たりの電流による磁気エネルギーを求めよ。
磁力線は、同軸の中心を中心軸とした同心円状にxy平面に平行にある。磁界が磁力線の接線の方向を向くことを考慮して、
周回積分
l(l;閉曲線)=Ι
R1<r<L :
L<r<R2 :
R2<r :
r<R1 :
R1<r<L :
L<r<R2 :
R2<r :
r<R1 :
R1<r<L :
L<r<R2 :
R2<r :
1.で求めたHに値を代入すれば、磁界の大きさは、
r<3〔mm〕 :
3〔mm〕<r<5〔mm〕 :
5〔mm〕<r<10〔mm〕 :
10〔mm〕<r :
S
S
r
r
r(r;R1〜L)
r
これでこの項目は終わり