このページは、
Friday, 08-Sep-2000 11:48:54 JSTに更新されました。
このページは、’後藤 英雄@電気システム工学科 中部大学’が作成しています。
連絡は、hgoto@isc.chubu.ac.jp.CUT-HEREへお願いします。
電気回路II (2000年度 前期 追(再)試験) 解答のコーナー
I
右の回路について、以下の問いに答えよ。
@ 電流 i(t)〔A〕を求めよ。
A @において、電流 i(t)〔A〕の実効値Ι〔A〕を求めよ。
B Aにおいて、E0=10〔V〕、E1=100*21/2〔V〕、
ω1=100π〔rad/s〕、
E2=10*21/2〔V〕、ω2=300π〔rad/s〕、C=1000/π〔μF〕、
R=10〔Ω〕のとき、電流の実効値Ι〔A〕はいくらか。
解答
@ それぞれの電源による瞬時電流を足して、
i=E1/R*sin(ω1t)+E2/R*sin(ω2t)−E0/R〔A〕
A 実効値の2乗の和の1/2乗であるから、実効値Ι〔A〕は、
Ι=((E1/R)2/2+(E2/R)2/2+(E0/R)2)1/2
B 値を代入すれば、10.1〔A〕
II
右の回路において、以下の問いに答えよ。
@ 四端子定数を求めよ。
A 端子CDにL〔H〕のインダクタを接続した。端子ABから見たインピーダンスを求めよ。
B Aにおいて、端子ABに実効値E〔V〕、角周波数ω〔rad/s〕の正弦波交流電源を付けた。C→Dへインダクタを流れる電流を求めよ。
解答
この問題の解答は作成中!
III
インピーダンスZ〔Ω〕が次の式
Z(ω)=(ω12−ω2)/jHω(ω02−ω2)
で表される回路がある。以下の問いに答えよ。ただし、H>0、ω1<ω0である。
@ Z(ω)で表される周波数依存性を持つ回路を求めよ。
A H=10〔F〕、ω1=1000〔rad/s〕、ω0=1500〔rad/s〕である。@で表された回路の素子定数を示せ。
解答
@ 1/Z(ω)=jHω(ω02−ω2)/(ω12−ω2)
=jHω(ω12−ω2+ω02−ω12)/(ω12−ω2)
=jHω+jHω(ω02−ω12)/(ω12−ω2)
=jHω+1/(ω12/jHω(ω02−ω12)−ω2/jHω(ω02−ω12))
=jHω+1/(1/jHω(ω02−ω12)/ω12+jω/H(ω02−ω12))
回路は、第一項と第二項のアドミタンスの並列接続で表される。
第一項は、H〔F〕のキャパシタ’C0’、第二項は、H(ω02−ω12)/ω12〔F〕のキャパシタ’C1’と1/H(ω02−ω12))〔H〕のインダクタ’L1’の直列接続である。
A 右に表される回路の素子定数
C0 : 10〔F〕
C1 : 12.5〔F〕
L1 : 0.08〔μH〕
これ以降はありません
問題と解答(例)のコーナーへ戻る
電気回路IIへ戻る