解答
@ それぞれの電源が単独にあるとして、定電圧電源E0による電流と(単一の周波数からなる)交流電源e(t)による電流を加えればよい。
E0 による電流 : 10〔V〕で、抵抗のみの回路と見なせることを考慮して、10〔A〕
e(t)による電流 : 10sin(100t)〔V〕で、LRの直列回路とみなせることを考慮して、
A 実効値は各’実効値の自乗’の和の√であるから、12.2〔A〕
B 交流の電源が、複数の周波数成分を含むときは、それぞれの周波数成分ごとに単独の電源があると考えればよい。@の場合に10sin(300t)〔V〕の電圧成分による電流を加えればよい。この成分による電流は、@での交流分と同様に考えれば、−9.6sin(300t−0.29)〔A〕であるから
C Aと同様に考えて、14〔A〕
II
右の回路について以下の問に答えよ。
@ AB間の電圧Vを求めよ。
A AB間に抵抗R0をつないだ。A→Bに流れる電流を求めよ。
解答
@電池の負極を基準として、A点、B点の電位はそれぞれ、(直列接続では、電圧が抵抗に比例配分されることを考慮して、)
A点の電位 : | R2 R1+R2 | E |
B点の電位 : | R4 R3+R4 | E |
V=( | R2 R1+R2 |
− | R4 R3+R4 | )E |
A 鳳・テブナンの定理によれば、A→Bに流れる電流Iは、端子ABから見た抵抗をRとすれば、
R= | R1R2 R1+R2 | + | R3R4 R3+R4 |
I= | R2 R1+R2 |
− | R4 R3+R4 | |
E | ||||
R1R2 R1+R2 | + | R3R4 R3+R4 | +R0 |
III
線間電圧の実効値200〔V〕の対称三相交流電源に、インピーダンス
@ 線間電流の大きさを求めよ。
A @で、相電流の大きさを求めよ。
解答
@ 素子には、200〔V〕の電圧が印加されているので、20〔A〕
A 線間電流に対して、相電流は1/31/2であるので、11.5〔A〕