このページは、 Saturday, 21-Mar-1998 12:09:48 JSTに更新されました。
このページは、’後藤 英雄@電気システム工学科 中部大学’が作成しています。
連絡は、hgoto@isc.chubu.ac.jp.CUT-HEREへお願いします。

ループ電流により求める T


 右の回路の電流Iをループ電流を使って求める。

他に、
枝電流を使って求める
重ね合せを使って求める
電源を変換して求める
方法がある。
 図のように、ループ電流IL1、IL2、IL3を選ぶ。 (独立なループ電流の数は、小ループの数に等しいので、(ループ電流の通らない)枝が無いように、小ループの数と等しいループ電流を設定する。) 

 ループ電流IL1にそった、経路の電圧を考えれば、
 E1−R1L1−R(IL1+IL2+IL3)=0  @
 ループ電流IL2,IL3についても同様の式を立てれば、
 E2−R2L2−R(IL1+IL2+IL3)=0  A
 E3−R3L3−R(IL1+IL2+IL3)=0  B
 これから、IL1、IL2、IL3を求めれば、
 I=IL1+IL2+IL3 でえられる。
 おまけ@をRR1、AをRR2、BをRR3で割って、片辺をたせば、
 (E1/R1+E2/R2+E3/R3)/R
  −(IL1+IL2+IL3)/R
  −(IL1+IL2+IL3)*(1/R1+1/R2+1/R3)=0
 IL1+IL2+IL3=I であるから
 (E1/R1+E2/R2+E3/R3)/R
  =I*(1/R+1/R1+1/R2+1/R3
 I=(E1/R1+E2/R2+E3/R3)/R(1/R+1/R1+1/R2+1/R3


これでこの項目は終わり

要点のコーナーに戻る。

戻る。