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'97 06/12 レポート 2



 上のような複数の電源からなる回路において、電流Iを求める。
電流は、それぞれの電源による電流の重ね合せで与えられる。
直流電源と交流電源の場合
周波数(位相)の異なる複数の交流電源の場合

直流電源と交流電源の場合
右の回路において、角周波数ωの電源Eによる電流Iωは、
ω=E/(1/jωC+1/(1/R+1/jωL))*R/(R+jωL)
  =ER/((jωL+R)/jωC+jωLR)

直流電圧源E0による電流I0は、直流ではCは抵抗無限大、Lは抵抗0であることを考慮して、
0=E0/R

I=Iω+I0=ER/((jωL+R)/jωC+jωLR)+E0/R

周波数と位相の異なる複数の交流電源の場合
右の回路において、電源e1のみによる電流I1は、e1の複素電圧をEC1として
1=EC1/(1/jω1C+1/(1/R+1/jω1L))*R/(R+jω1L)
  =EC1R/((jω1L+R)/jω1C+jω1LR)
  =EC1ω1CR/(ω1L+j(ω2LC−1)R)

ψ1=Tan-1((ω12LC−1)R/ω1L)
1=ω1CR/((ω1L)2+(ω12LC−1)221/2

とすれば、
1(t)=Y11sin(ω1t−ψ1

電源e2のみによる電流I2は、e2の複素電圧をEC2として
2=EC2/(R+1/(jω2C+1/jω2L))*1/jω2C(1/jω2C+jω2L)
  =EC2/(R+1/(jω2C+1/jω2L))*1/(1−ω22LC)
  =EC2/(R(1−ω22LC)+jω2L)

ψ2=Tan-1(ω2L/R(1−ω22LC))
2=1/((ω2L)2+(1−ω22LC)221/2

とすれば、
2(t)=Y22sin(ω2t+θ−ψ2

i(t)=i1(t)+i2(t)
    =Y11sin(ω1t−ψ1)+Y22sin(ω2t+θ−ψ2


これでこの項目は終わり

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