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 (自分で)確かめよう 

×()×)) =()))+()・) −()))−()・
必要ならば、以下の項目を参照する。
rotationの表現
gradientの表現
divergenceの表現
外積の表現
内積の表現
=(Ax,Ay,Az)、=(Bx,By,Bz
とする。ただし、各成分は位置の関数である。

外積の成分表現より、
 ×=(Ayz−Byz, Azx−Bzx,Axy−Bxy

 これをベクトルの成分に見立てて、rotationをとれば、上の式の左辺になる。
左辺のx成分について計算する。
左辺のx成分=
∂y
(Axy−Bxy)−
∂z
(Azx−Bzx
       = ∂Ax
∂y
y+Ax∂By
∂y
∂Bx
∂y
y−Bx∂Ay
∂y
∂Az
∂z
x+Az∂Bx
∂z
∂Bz
∂z
x−Bz∂Ax
∂z
       = By∂Ax
∂y
+Bz∂Ax
∂z
+Ax∂By
∂y
+Ax∂Bz
∂z
         −x∂Ay
∂y
+Bx∂Az
∂z
y∂Bx
∂y
+Az∂Bx
∂z
       = Bx∂Ax
∂x
+By∂Ax
∂y
+Bz∂Ax
∂z
+Ax∂Bx
∂x
+Ax∂By
∂y
+Ax∂Bz
∂z
         −x∂Ax
∂x
+Bx ∂Ay
∂y
+Bx∂Az
∂z
x∂Bx
∂x
+Ay∂Bx
∂y
+Az∂Bx
∂z
       = x
∂x
+By
∂y
+Bz
∂z
x+Ax∂Bx
∂x
∂By
∂y
∂Bz
∂z
         −Bx∂Ax
∂x
∂Ay
∂y
∂Az
∂z
x
∂x
+Ay
∂y
+Az
∂z
x

       = (・▽)Ax+Ax(▽・) −Bx(▽・)−(・▽)Bx

       = (▽・)Ax+(・▽)Ax −(▽・)Bx−(・▽)Bx

 これは、右辺のx成分と一致している。y,z成分についても同様に計算されるので、上の式が成立することがわかる。



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