点(0,0),(0,±1),(±1,0),(0,±2),(±2,0),(±1,±1)
における電界を求め図示する。
一般に、二点rA,rBに電荷qA,qBがそれぞれ存在する場合、 任意の点rにおける電界E(r)は、
とかけるので、rA=(-3,0),rB=(3,0),qA=-q,qB=qを代入して、 それぞれの点のEを求めればよい。
r=(x,y)として E(r)の表現を求めると
となる。この式に与えられた点の座標を代入すれば、それぞれの点における電界が得られる。
=Aとおけば、答は次のようになる。
( 0, 0) ( -2/9A,0)
(±1, 0) ( -5/16A,0)
(±2, 0) (-26/25A,0)
( 0,±1) (-3/5√10A,0)
( 0,±2) (-6/13√13A,0)
(1,1),(-1,-1) (-(2/5√5+4/17√17)A,(1/5√5-1/17√17)A)
(1,-1),(-1,1) (-(2/5√5+4/17√17)A,-(1/5√5-1/17√17)A)
電界を図示するだけであれば、電荷qA,qBそれぞれによる電界を図示し、作図により合成して求めてもよい。
(点電荷を一つづつ考えていけば、電界の方向は、それぞれの電荷から放射状に伸ばした方向であるので、大きさだけ考えれば良いことになる。)
点電荷Qから距離Rにおける電界の大きさE(R)は、
であるから、
(±3,0)に点電荷±qがあるとき点(x,y)における電界の大きさE±は、
ただし、負の大きさは、電界が電荷に向かう方向であることを表す。
例えば、(1,1)と(0,-1)で作図により求めると右図のようになる。
(上の図とは、電界の尺度を変えてある。点(3,0)の電荷の作る電界を青で、 点(-3,0)の電荷の作る電界を赤で、合成電界を黒で表してある。)
先の計算で求めた合成した電界成分についても図中に表してある。