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電気磁気学IA (2001年度 後期 中間試験(11/1)) 解答(例)


以下の問に答えよ。位置座標の単位は〔m〕とする。

 

I 点(1,0,0)に2〔C〕の電荷がある。

 @ A(0,0,0)、B(2,0,0)、C(0,1,0)での電界を求めよ。

 A 1〔C〕の電荷QをA点においた。Qに働く力を求めよ。

 B −2〔C〕の電荷Q’をB点においた。Q’に働く力を求めよ。

 C @〜Bで求めた電界および力をベクトルとして図示せよ。

 解答例
 点電荷による電界や力は、ベクトルによって表現される。ベクトルに相当する座標を代入すれば、


4πε
=9x10 とおいて、電界(単位は〔N/C〕)は次の表のようになる
18x10(−1,0,0)18x10(1,0,0)9x10(−1,1,0)
1/2

A 電荷Qに働く力  :A点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =18×10(−1,0,0)〔N〕( =(−18×10,0,0)〔N〕)

B 電荷Q’に働く力 :B点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =36×10(−1,0,0)〔N〕( =(−36×10,0,0)〔N〕)

C
赤色のベクトルは電界緑色のベクトルは力を表す。

 

II 点(−1,1,0)に−1〔C〕の点電荷がある。

 @ A(1,1,0)、B(0,1,0)、C(0,0,0)での電界を求めよ。

 A 1〔C〕の電荷QをA点においた。Qに働く力を求めよ。

 B −2〔C〕の電荷Q’をB点においた。Q’に働く力を求めよ。

 C @〜Bで求めた電界および力をベクトルとして図示せよ。

 解答例
 点電荷による電界や力は、ベクトルによって表現される。ベクトルに相当する座標を代入すれば、


4πε
=9x10 とおいて、電界(単位は〔N/C〕)は次の表のようになる
2.25x10(−1,0,0)9x10(−1,0,0)4.5x10(−1,1,0)
1/2

A 電荷Qに働く力  :A点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =2.25×10(−1,0,0)〔N〕( =(−2.25×10,0,0)〔N〕)

B 電荷Q’に働く力 :B点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =18×10(1,0,0)〔N〕( =(18×10,0,0)〔N〕)

C
赤色のベクトルは電界緑色のベクトルは力を表す。

 

III 点(0,0,0)に−2〔C〕の点電荷、点(2,2,0)に2〔C〕の点電荷がある。

 @ A(1,1,0)、B(0,1,0)、C(1,0,0)、D(2,0,0)での電界を求めよ。

 A 1〔C〕の電荷QをA点においた。Qに働く力を求めよ。

 B −2〔C〕の電荷Q’をB点においた。Q’に働く力を求めよ。

 C @〜Bで求めた電界および力をベクトルとして図示せよ。

 解答例
 点電荷による電界や力は、ベクトルによって表現される。複数の点電荷がある場合には、それぞれの点電荷による電界(力)をベクトルとしてたせばよい。


4πε
=9x10 とおいて、電界(単位は〔N/C〕)は次の表のようになる
(−12.7x10,−12.7x10,0)(−3.2x10,−19.6x10,0)(−19.6x10,−3.2x10,0)(−4.5x10,−4.5x10,0)

A 電荷Qに働く力  :A点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =18×10(−0.707,−0.707,0)〔N〕( =(−12.7×10,−12.7×10,0)〔N〕)

B 電荷Q’に働く力 :B点の電界に電荷Q’をかければ得られる。
      =39.7×10(0.16,0.99,0)〔N〕( =(6.4×10,39.2×10,0)〔N〕)

C
赤色のベクトルは電界緑色のベクトルは力を表す。


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