単位ベクトルとは大きさが '1' のベクトルのことである。
一般のベクトルAの単位ベクトルの表現について説明する。
右の図において、点Oから点Aを表すベクトルAの単位ベクトル
となる。さて、AとeAは方向が同じなので、
とおける。ここで、両辺とも大きさをとれば、
= |a||eA|
= a (|a| = a,|eA|=1)
aを代入して、変形すれば、
とかける。
これが、一般のベクトルAに対応した単位ベクトルの表現である。
(ベクトルをそのベクトルの大きさで割るのであるから、割った後のベクトルの大きさが’1’になるのは当然)