このページは、 Friday, 30-Jun-2006 18:45:49 JSTに更新されました。
このページは、’後藤 英雄@電気システム工学科 中部大学’が作成しています。
連絡は、後藤@電気システム工学科へお願いします。

 電気工学で使う数学的手法 presented since 1996

三角関数和積の関係

sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ

 右図において原点Oを中心とする半径1の円(単位円)を考える。 x軸より角度αの線(直線OD)とその線より角度βの線(直線OC:x軸からのなす角は、α+β)を考える。 点Cは、円周上にある。点Cから、ODにおろした垂線の足をD、y軸に下ろした垂線の足をBとする。 点Dから、x軸に下ろした垂線の足をH、y軸に下ろした垂線の足をAとする。 点Cから、直線ADに下ろした垂線の足をEとする。

 次の関係が得られる。
 OB=OCsin(α+β)=sin(α+β)
  AB=CDcosα (∵△CEDと△OHDは相似)
  CD=OCsinβ=sinβ
 ∴AB=sinβcosα
  OA=ODsinα
  OD=OCcosβ=cosβ
 ∴OA=cosβsinα

  OB=OA+AB=sinαcosβ+cosαsinβ

 ∴sin(α+β)=sinαcosβ+cosαsinβ



これでこの項目は終わり

電気工学で使う数学的手法の入り口ページ

ページの選択

井戸・田橋+後藤 研究室トップページ