このページは、 Wednesday, 17-Jan-2007 16:00:00 JSTに更新されました。
このページは、’後藤 英雄@電気電子システム工学科 中部大学’が作成しています。
質問、連絡は、後藤@電気電子システム工学科へお願いします。

電気磁気学IB(2006年度 後期 試験-2) 問題のコーナー (答の解説はここをクリック)


※真空中の誘電率は、ε0=8.854×10−12〔F/m〕とせよ。

I 真空中に充分長い半径R1〔m〕の円柱導体1と内半径R2〔m〕で筒の肉厚t〔m〕の円筒導体2が同軸状に配置されている。 以下の問いに答えよ。(R1<R2とする。)

 @ 円筒導体2の外側表面を接地して、円柱導体1に単位長さ当たりλ〔C/m〕の電荷を与えた。円筒導体2に分布する電荷を求めよ。

 A @において、円柱導体1の中心軸からの距離r〔m〕における電界を求めよ。

 B @において、円柱導体1の中心軸からの距離R〔m〕における電位を求めよ。

 C Bにおいて、全体を比誘電率εの媒質で満たした。電位はどうなるか。

 D Cにおいて、円柱導体1と円筒導体2の間の単位長さ当たりの静電容量を求めよ。

 E ε=3、R=2.2[mm]、R=6[mm]、t=0.1[mm]とする。 Dにおいて、単位長さ当たりの静電容量はいくらか。 ( ただし、loge(3/1.1)=1として計算してもよい。)

 

II 無限に広い接地された導体平面がある。以下の問に答えよ。

 @ 導体平面から距離1〔m〕離れた位置に、1〔C〕の点電荷がある。点電荷に働く力を求めよ。

 A @において、全体を比誘電率2の媒質で満たした。点電荷に働く力を求めよ

 B Aにおいて、点電荷を無限の遠方まで移動させるために必要なエネルギーを求めよ。

 

III 比誘電率3の媒質中の点(1,0,0)〔m〕に1×10−9〔C〕の点電荷、 点(−1,0,0)〔m〕に−1×10−9〔C〕の点電荷がある。以下の問いに答えよ。

 @ 原点における電界と電位を求めよ。

 A 点(0,0,1)〔m〕における電界と電位を求めよ。

 B 0.1〔C〕の点電荷を、y軸上の正の無限の遠方から原点まで移動させた。この点電荷の得たポテンシャルエネルギーを求めよ。

  答の解説を見る


これ以降はありません

問題と解答(例)のコーナーへ戻る

電気磁気学I(IA,IB)へ戻る