他に、
ループ電流を使って求める
鳳・テブナンの定理を使って求める
方法がある。
図のように電流を設定すれば、キルヒホッフの電流則から導かれる電流に関する独立した式の数が
電流の分岐点の数から1引いた数であることを考慮して、
I0=I1+I2 @
I1=I+I3 A
I4=I2+I B
キルヒホッフの電圧則から導かれる電圧に関する独立した式の数が 小閉ループの数に等しいことを考慮して、通らない枝が存在しないようにループを選べば、
E=Z1I1+Z3I3 C
E=Z2I2+Z4I4 D
Z3I3−ZI−Z4I4=0 E
6つの電流(I、I0〜I4)に関する6つの式から、Iを求めればよい。
I0は@式にしかないので、Iを求めるのには必要ない。
A、BをC〜E式に代入すると
C→ E=Z1(I+I3)+Z3I3 C’
D→ E=Z2I2+Z4(I2+I) D’
E→ Z3I3−ZI−Z4(I2+I)=0 E’
E’より I3=((Z+Z4)I+Z4I2)/Z3
これをC’に代入して、
C’→ E=Z1I+(Z1+Z3)((Z+Z4)I+Z4I2)/Z3
=(Z1+(Z1+Z3)(Z+Z4)/Z3)I
+(Z1+Z3)Z4/Z3*I2 C”
D’より I2=(E−Z4I)/(Z2+Z4)
これをC”に代入すれば、
E=(Z1+(Z1+Z3)(Z+Z4)/Z3)I
+(Z1+Z3)Z4/Z3*(E−Z4I)/(Z2+Z4)
両辺にZ3/(Z1+Z3)をかけて整理すれば、
(Z1Z3/(Z1+Z3)+Z2Z4/(Z2+Z4)+Z)I
=(Z3/(Z1+Z3)−Z4/(Z2+Z4))E
I=(Z3/(Z1+Z3)−Z4/(Z2+Z4))E /(Z1Z3/(Z1+Z3)+Z2Z4/(Z2+Z4)+Z)